デジタルハリウッドSTUDIO札幌

イベント報告

場所にとらわれないクリエイターを目指して

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO札幌の水谷です!

先日行われた卒業制作講評会の様子をお伝えします!

今回、卒業を迎えたのは吉村佳夏さん。Webデザイナー専攻+WordPress講座を受講し、無事卒業を迎えました!

入校のきっかけ

吉村さんは不動産の販売のお仕事をしていた際に、それと並行しパワーポイントのデザインを副業としてやっていました。

その中でものづくりやデザインを通して仕事をやっていきたい!と感じたことや、

また場所にとらわれず、クリエイターとして生活をしたい!という想いもあり、STUDIO札幌に入校を決意されました!

卒業制作(出停記念日

↑画像をクリックするとサイトにリンクします

今回作成したのは劇団弦巻楽団が公演する「出停記念日」の特設サイト。

現状はnoteやTwitter、公式サイトなどに情報が点在しており、観覧を希望するお客様から、欲しい情報が見つからないという問題点がありました。

また内容も文字情報が多く、作品の魅力を上手く伝えきれていないという問題点も。

そのため今回の特設サイトでは情報を一元化して誰にとっても優しい内容にすることでチケット購入を誘発することを目的としました。

さらに上演前後にサイトを見ることで作品の世界観に触れてもらい、上演体験の満足感を高めることも目的のひとつに。

工夫した点

今回、高校生特有の揺らぎのある心情を丁寧に表現した作品のため、サイト内でも揺らぎや儚さ、移ろい、青春感を演出することを意識して制作されました。

サイトを開いたときにローディング画面が上下に分かれて表示することで、舞台の幕が上がるように表現するなど、サイトの中でアニメーションを豊富にすることで飽きさせない工夫も。

構成もユーザーの目的に合わせ、探しやすいように工夫することでユーザーにとって使いやすいサイト作りを意識。

サイトを公開してから

今回、制作したサイトをWordPress化する前に一度公開。

そのため、講評会前にユーザーからの反響をみることで目的が達成できたかどうかSNSの反響やグーグルアナリティクスを通して確認。

目的の一つである上演体験の満足度を高めることは、既存顧客に対して世界観を伝えることで満足度アップに寄与できたとおっしゃっていました!

しかし、もう一つの目的であるチケット購入を誘発することは、情報の拡散先にターゲットである新規顧客が少なく、コンバージョンにつなげることが出来なかったとのこと。

今後は情報の拡散先を劇団のコミュニティーの外に広げることで目的を達成していきたいとの意気込みも。

卒制を通して

今回卒制を通して、Webサイトをつくるだけでなくターゲットにどのようにアクセスさせることも考えなければいけないことを学んだとおっしゃっていました。

またクライアント以上にユーザ―のことを調べて、一緒にWebサイトを作り上げていくことも必要であることを知ったとのこと。

吉村さんはまだ在籍期間が残っているため、もう一つ卒業制作に挑戦されます。

そこで今回培った経験を活かしたサイト作りができるといいですね!

 

吉村さんの研究熱心で、クライアントに寄り添うことのできる長所を活かして様々な場面でご活躍されることを期待しています!

ご卒業おめでとうございます!