WordPressとは?初心者が知っておくべきWordPressの特徴と機能

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WordPress(ワードプレス)は誰でも簡単に、ブログやWebサイトを作れる無料のソフトウェアです。
自分で一からWebサイトを作る場合、通常は専門的な知識と技術が要求されます。
WordPressならサーバーを契約して、WordPressをインストールするだけで全くの初心者でもWebサイトを作れるのです。

WordPressはブログを投稿するときに、管理画面から投稿機能を使うことで簡単に記事を投稿することが出来るなど、運用と管理がしやすいことから世界中で使われていて、プロのWebデザイナーもWordPressを使っています。
しかし、WordPressを初めて知った方にとっては、WordPressがどんなシステムで何が出来るのかわからないでしょう。

そこで今回の記事では、WordPressがどんなシステムなのか初心者の人にもわかりやすく解説します。

1.WordPressとは

WordPressはブログやWebサイトを誰でも簡単に作ることができる、無料のソフトウェアです。
※サーバーやドメインは自分で用意する必要があるので、そこで多少の知識と費用は必要になります。

HTMLやCSSといった専門知識がなくてもWebサイトの構築、管理と運用が出来るので世界中で使われています。
Q-successという企業の統計によると世界の34%のWebサイトがWordPressを使っています(2019年7月)。

管理システム(CMS) 世界での使用割合
WordPress 34.5%
Joomla 2.8%
Drupal 1.8%
Shopify 1.7%
Squarespace 1.6%

WordPressがこれだけ世界中で使われているのには、制作後の運用のしやすさだけが理由ではありません。

2.WordPressがなぜ良いシステムなのか

WordPressが世界中で最も多く使われている理由のひとつは、自由自在にカスタマイズできるシステムであることです。

自分で一からWebサイトを作ろうとすると、デザインを考えたり、HTMLとCSSを使ってコーディングをするといった専門知識が必要になります。
WordPressはインストールしてテーマ(デザイン)を選ぶだけでWebサイトが完成します。
コーディングなどの作業を全てWordPressに任せ、専門知識がなくても簡単にWebサイトを構築出来るのです。

ほかにも充実したカスタマイズ機能で新しい機能を追加したりと、ブロガーなど個人のWebサイトから行政や企業のサイトまで幅広く使われています。

テーマ(テンプレート)やプラグイン(追加機能)がたくさん提供されているので、使いやすい良いシステムとして多くの方に利用されているのです。
これは、WordPressがオープンソースのシステムであり、多くの開発者が携わっていることも大きな理由です。

2-1.自由に改良することが認められたオープンソースのシステムだから

WordPressはソースコードが無償で公開されており、誰でも自由に改良・再配布ができます。
この仕組みはオープンソースと言います。

オープンソースのソフトウェアであるWordPressは、Webサイトだけではなく、テーマやプラグインなどを有償で販売することが可能です。
営利だけに限らず、研究用だったり、趣味も含めて多くの方がWPの開発に関わっているのです。

2-2.様々な人が関わって開発しているから

上記の理由からWordPressは世界中の様々な人が開発に関わっています。

特にWordPress Foundation(ワードプレスファウンデーション)というWordPress開発者が発足させた団体では、WordPressの開発へのサポートや商標の管理を行っています。

このような団体がWordPressソフトウェアの普及や改善を手助けしているのです。

2-3.複数人で管理が出来るから

WordPressは複数人で管理するなどの運用ができます。
特に、使う人(ユーザー)ごとに5つの権限を与えることが可能です。

ユーザー名 権限
管理者 全ての機能を使用できる
編集者 ユーザーの管理や設定以外の機能を使用できる
投稿者 記事の投稿や記事の管理ができる
寄稿者 記事を投稿できる(公開はできない)
購読者 閲覧のみできる

ユーザーの権限を分けることで、誤ってWordPressの設定を変えてしまうようなミスを防げます。
もしWordPressの操作に慣れていない人が記事の投稿をするとなった場合、設定やテーマも変えられる権限を持たせてしまうと何か操作ミスをしただけでWebサイトに悪影響が出てしまいます。

権限を分けておけば、管理者以外のユーザーは使用できる機能が制限されるのでミスが起こりにくいでしょう。
しかも誰が何を更新したのか、管理画面から履歴で確認できるので管理しやすいと言えます。

2-4.他のシステムとの比較

WordPressは他のWebサイトを管理するシステム(CMSと言います)と比べても自由度が高く、更新しやすいシステムだと言えます。
下記の表で他のシステムとの比較をしました。

CMS名称 WordPress WiX Jimdo Movable Type
料金 無料 無料(有料プランあり) 無料(有料プランあり) 有料(無償版あり)
カスタマイズ性
専門知識 あれば良い 不要 不要 必要
更新のしやすさ

※筆者の実際の使用に基づいた比較感想となります

WordPress以外のシステムでも、HTMLやCSSの知識がなくてもWebサイトを作れます。
しかし、細かい設定を変えることができないので、カスタマイズ性に欠けます。
無料で使えるシステムの中で、カスタマイズ性が高く更新もしやすいのはWordPressでしょう。

3.初心者でも簡単に管理と運用が出来る理由

WordPressはページの更新がしやすく、書籍やインターネット上にノウハウがたくさんあります。
そのため、初心者でも簡単に管理と運用をすることが可能です。

WordPressのようなシステムでは、HTMLとCSSでコーディングする必要がなく、投稿機能を使って記事を公開できるので、初心者でも簡単に記事を投稿することが可能です。
やり方がわからなければWordPressのノウハウが多く公開されているので、調べながら管理と運用を行えます。

3-1.記事の投稿がしやすい

WordPressは記事の投稿がしやすいシステムです。
WordPressのようなシステムを使わない場合、記事を書いたらHTMLとCSSでコーディングして、サーバーにアップロードする必要があります。
WordPressには、投稿機能をつかって記事が公開できます。

記事以外のページも管理画面から更新できるので、初心者でも管理と運用がしやすいと言えます。

3-2.ノウハウが多く公開されている

利用者が多いWordPressはたくさんのノウハウが公開されています。
インターネットに情報があることはもちろんですが、書籍も数多く存在します。
Amazonでは「WordPress」と検索するだけで400冊以上も書籍が出てくるのです。
WordPressを管理・運用する上で何か困ったことがあればインターネットで検索するか、書籍を購入することで解決出来るでしょう。

特にインターネットにはWordPressの構築や設定方法だけではなく、失敗談の情報も多いです。
WordPressの操作をしていて「表示されなくなってしまった」「エラーになってしまった」など同じように悩んだ人による解決法なども調べやすいのです。

3-3.カスタマイズしやすい

WordPressは初心者でもカスタマイズしやすいです。
例えば、デザインを変えるときはテーマを選ぶことで自由にデザインを変えられます。

WordPressのテーマは数え切れないないほどあるので、目的に沿ったデザインにカスタマイズすることが出来ます。

また、Webサイトになにか機能を持たせたいときは、プラグインをインストールすることで機能を追加できます。
プラグインは機能を拡張するためのプログラムで、プログラミングの知識がなくても様々な機能を追加することが可能です。
例えば、WordPressの初期設定では「問い合わせフォーム」がありませんが、プラグインを使うことで簡単に追加できます。
仮に自分で問い合わせフォームを設定するとなると、PHPなどのプログラミング言語を使って実装しなければなりません。

このようにデザインや機能を追加する場合、通常は専門知識が必要ですが、WordPressではテーマとプラグイン追加することで初心者でもカスタマイズすることが出来るのです。

4.WordPressを使うときに注意する3つのこと

ここからはWordPressを使うときに気をつけなければならないことを3つお伝えしていきます。
とりわけ注意が必要なのはセキュリティーです。
WordPressは全世界でたくさんの人に使われているのでハッキングの対象になりやすく、常に最新のアップデートに更新しておかなければなりません。

4-1.積極的に更新しないとセキュリティーリスクがある

WordPressは常にハッキング(クラッキング)の対象となっています。

これは「WordPressが世界中の多くの人に使われているシステム」という理由だけではなく、オープンソースであることも理由の1つと言えます。
オープンソースであるWordPressはプログラムコードが公開されているので、セキュリティー上の欠陥(脆弱性)が見つけられやすいのです。

大きな事例として過去(2018年11月)にあったのがプラグイン(AMP for WP)へのハッキングです。
プラグインにセキュリティー上の欠陥があり、このプラグインを使っているWebサイトの多くがハッキングされたのです。

しかし、セキュリティーに欠陥(脆弱性)が発見された場合、すぐに開発者が対応してWordPressやプラグインのアップデートを行ってくれます。
つまり、アップデートが告知されたらすぐに更新することで安心して利用することができるのです。

更新をせずに放っておいてしまうと、ハッキングのリスクが高まります。
安全に利用できるように、常にWordPressを最新の状態に更新する必要があるのです。

4-2.Webサイトが重たくなりやすい

WordPressはデータベースを利用しているため、表示速度が重くなりがちです。
データベースは、管理画面で設定した項目や作成した記事内容などを保管しているところで、Webサイトを読み込む時には、都度データベースにアクセスしています。記事が増えていくと当然重くなっていきますが、こちらもプラグインで整理することができます。
ただ、プラグインを多く入れたりすることも重くなる原因となります。

その他、大きな画像をそのまま登録してしまうなどいくつが原因があるので、表示を軽くするようにするコツなどは運用していく中で覚えていく必要があります。

4-3.構築するのに専門知識が必要

WordPressをカスタマイズするのは初心者でも出来ますが、細部にこだわるならHTMLやCSS、PHPなどの専門知識が必要です。
WordPress独自の「テーマ関数」というPHPもあるので、専門知識が欠かせません。

もし選んだテーマの細かいデザインを変えたい場合は、HTMLとCSSでコーディングが出来なければなりません。
また、プラグインで追加できない機能を追加したいなら、JavaScriptやPHPといったプログラミングの知識も必要になるでしょう。
最低限のカスタマイズは初心者にも出来るものの、細かいカスタマイズは専門知識を身につけなければなりません。

5.本格的に使いこなしたいならスクールがおすすめ

このようにWeb制作の現場で今、最も多く利用されているWordPress。
専門知識がなくても簡単にWebサイトを作ることができる優れもののソフトウェアですが、詳しい知識を身に付けることで、より本格的なWebサイト制作や運用ができるようになります。

デジタルハリウッドSTUDIO札幌では、WordPressをマスターできる2か月の専門講座を用意しています。

WordPressを運用するにあたっての仕組みを理解したい方から、テンプレートをアレンジして自分だけのブログを作りたい方、CMSを組み込んだ本格的なサイト構築を行いたい方まで、目的に合わせて体系的に学ぶことが可能な講座です。

通常のカリキュラム同様オンライン講座なので、いつでも・どこでも都合の良いタイミングでWordPressについて学ぶことができます。また、受講期間内であれば、確実に理解できるまで何度でも繰り返し受講することが可能です。

ワンランク上の運用を考えている方は、是非ご検討ください。
※HTML5/CSS3の基本を理解されている方が対象の講座です。

6.まとめ

WordPressはWeb初心者でも簡単にWebサイトが作れるソフトウェアです。
運用がしやすく、カスタマイズ機能が充実しているので、企業のWebサイトはもちろん、個人のWebサイトにおいても欠かせない存在となっています。

とりあえずWordPressを使ってみようという人は、ノウハウが多く公開されているので一度インストールにチャレンジしてみてください。
わからないことがあってもインターネットや書籍を活用して解決することが出来るでしょう。

本格的に使いこなすならHTMLやCSS、PHPのような専門知識が必要です。
積極的な情報発信のためにWordPressを活用したい!という方は、ぜひデジタルハリウッドSTUDIO札幌のWordPress講座をご検討ください。